ホンダの福井威夫社長は7日、株主還元策を強化するため配当性向を徐々に高め、連結ベースの1株純利益に対し「30%を目指したい」との方針を明らかにした。
福井社長は、同社の株価が最近高水準になっていることについて「増配や自社株購入など株主還元策が評価されていることが一因」と、述べた。その上で、引き続き自社株購入と増配により、株価対策を進める考えを表明した。
配当については「減配は避けたいので、徐々に増配を行いたい」考え。同社は05年3月期で前期比14円増配の年56円の配当を予想している。連結業績ベースでの配当性向は11.9%となる見通し。