国土交通省は、燃料も対象に加えた初の街頭検査の結果を公表した。
街頭検査は従来、不正改造を中心に行ってきたが、トラックで不正軽油の使用が相次いでいるため、今回初めて燃料も検査の対象に加えた。検査は、7日の午後1時から3時30分まで、首都高速湾岸船東行大井本線料金所で関東運輸局が実施した。
検査したのは軽油を燃料にしたトラック16台で、整備命令書を交付したのは5台。
しかし、燃料中の硫黄分濃度が200ppm以上の場合に発令する「適正な燃料への入れ替えを命じた整備命令書」はゼロ。硫黄分濃度が50ppm以上、200ppm未満で「燃料について文書警告」を発令したのは1台だった。