ハマーH3のグローバル戦略

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ハマーH3のグローバル戦略
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『H1』、『H2』よりコンパクトなサイズながらハマー独特のスタイルを継承する『H3』が、来年後半にいよいよ生産開始となる。

このH3は当初から「世界にハマーブランドを広める戦略車」として企画された。そしてこの目的のため、GMでは現在南アフリカに工場を整備中である。

この工場では右、左両方のハンドルバージョン、またガソリン、ディーゼルエンジンを生産し、世界中に出荷する予定。フルに稼働すれば年間1万台が生産できる予定だという。

H3は当初はルイジアナ州の工場でも生産されるが、南アフリカ工場の整備が完了した時点でグローバルなプロダクションベースはそちらに移される。ただしH1、H2に関してはインディアナ州の工場での生産が続けられる。

ハマーは2004年には年間で2万9000台足らずの販売だが、H3の販売が始まりグローバルに輸出が行われれば、「年間8万台の販売が可能」とGMでは強気の見積もりを出している。

しかしアメリカ国内でさえガソリン価格の急騰により小型車やハイブリッドに人気が集まっている現状で、アメリカよりもガソリン価格が高いヨーロッパや日本でハマーが売れるのか、という疑問はある。

GMでは、ヨーロッパではディーゼルバージョンが販売の中心となるため、影響は少ないと見ているが、このオールアメリカンスタイルのSUV、海外ではどのような受け止められ方をするのだろうか。

《Sachiko Hijikata, US editor》

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