トヨタ自動車の子会社南アフリカトヨタは、南アフリカ共和国・ダーバン市の同社ダーバン工場で、新型ピックアップトラック『ハイラックス』を発表した。
ハイラックスは、トヨタのIMVシリーズの新型ピックアップトラック。IMVの生産開始国としては、タイ、インドネシア、アルゼンチン、フィリピン、インド、マレーシアに続いて7カ国目で、南アでは、今月14日から生産を開始している。
南アトヨタではハイラックスに加えて、今年末から、IMVシリーズのSUVの生産を開始する予定で、2車種合計の生産能力は、年間12万台。IMVシリーズ生産に伴う投資額は約24億ランド(約270億円)で、新規雇用は約800人を計画している。
トヨタでは、南アトヨタを欧州、アフリカなど向けのピックアップトラックとSUVの供給拠点として位置付けており、今回生産を開始したハイラックスを南ア国内で販売するほか、欧州、アフリカなど、70カ国・地域以上に輸出する予定。南ア国内での販売開始は、5月10日から。
トヨタの豊田章男専務は、ハイラックスの発表会で「南アトヨタとそのサプライヤーは、南アフリカ製のIMVで、卓越した品質を達成した。品質と生産性の絶え間ない改善は、その国際競争力をより強化していく」と述べた。