ホンダが26日発表した2005年3月期連結決算は売上高が前の年度にくらべ6%増の8兆6501億円となり5期連続で増収、過去最高を更新した。また税引き前利益、当期純利益は、4年連続の増益となり、いずれも過去最高を更新した。
国内の売上高は前年度にくらべ4.3%増の1兆6992億円、海外は6.4%増の6兆9509億円と国内外ともに増加した。四輪車の売上台数は国内が前年度にくらべ0.6%減の71万2000台にとどまったが、海外は11.6%増の253万台となった。
北米、欧州、アジア、その他地域の各地域で前年を上回った。アジアは前年度にくらべ50.1%の大幅な増加となった。四輪車の全世界売上台数は324万2000台と前年度を8.7%上回った。
営業利益は5.1%増の6309億円、税引き前利益は同2.3%増の6568億円、当期純利益は同4.7%増の4861億円になった。
営業利益は為替影響、販売費の増加、研究開発費の増加など1480億円の減益要因があったが、売上台数の増加や利益幅の高い車種の販売増、コストダウンなどの増益要因が1789億円あり増収を確保した。