ホンダが発表した2004年度(2005年3月期)決算では、ヨーロッパ部門での営業利益が6割も増加、欧州での絶好調ぶりが伺える。
ヨーロッパ部門の売上高は、前年度比10%増の75億1100万ユーロ(1兆0430億円)。営業利益は、2億9700万ユーロ(412億円)と、同59.6%も増加している。
増益の主な理由は、イギリスのスウィンドンにある工場のコスト低減が進んだことに加えて、2004年はポンド安ユーロ高となったため、イギリスからユーロ圏への輸出が多いホンダにとっては為替が有利に働いたことなどがあげられる。
スウィンドン工場の生産台数も2004年度は18万9650台となり、同25%増加している。スウィンドン工場では『CRV』と『シビック』を生産しており、2005年には新型シビックの生産が開始される予定。