トヨタ自動車は10日、張富士夫社長や次期社長の渡辺捷昭副社長らが出席して東京で2005年3月期の決算発表を行った。東京での決算発表に社長が出席するのは初めてで、約500人が出席した。
トヨタの社長は、これまで名古屋証券取引所の要請から決算発表は同取引所で行っていた。今回「IR活動を強化する意味からも」(張社長)東京での決算発表となった。
メディア関係者やアナリストとの合同会見となったため、カメラマンを含め約500人が出席した。来年からも社長は「東京で決算発表する方向}(鈴木武専務)という。
ただ、IRを強化するという割には連結決算の業績予想発表は今回も見送られ、情報公開への取り組みが課題として残った。