富士重工、06年3月期も減益予想

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富士重工業(スバル)は12日、2005年3月期決算と06年3月期の業績予想を発表した。今期は世界販売を横バイ見込みとしているものの、円高や原材料費の上昇などにより連結純利益は前期比17.8%減の150億円と2期連続の減益を予想している。

世界販売は、北米の増加を見込んでいるものの、国内や欧州が若干減少、前期と同じ58万2000台の計画。主力市場の北米には後半から付加価値の高い『B9トライベッカ』を投入、連結売上高は1.6%増の1兆4700億円を予想している。

しかし、1ドル=105円を前提に営業利益段階で円高による減益を86億円見込んでいる。一方で原材料費などの値上がりにより、原価低減効果は前期より54億円少ない110億円にとどまる。

この結果、営業利益は26.2%減の310億円の予想。新車投入時期の関係もあって9月中間期の純利益は収支トントンになるとしている。

前期は円高の影響や航空機事業などの特別損失計上により、純利益は52.8%減の182億円と4期ぶりに減益となった。

《池原照雄》

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