トヨタ自動車と米GM(ゼネラルモーターズ)は今週末に予定されている張富士夫社長とリック・ワゴナー会長との首脳会談で、燃料電池車を中心とする先進技術の提携強化について意見交換する見通しだ。
両社は1999年に燃料電池車やハイブリッドなど、先進分野の研究開発協力を2004年3月までの5年間実施することで合意した。その後、03年には基本情報の交換について2年間延長する契約を結んでいた。
今回の首脳会談では06年3月で切れる契約の再延長や、燃料電池車の開発促進のための合弁会社設立などが話し合われる見込み。トヨタは経営不振のGMとの「協調」路線を印象付けたい考えだ。