ムーディーズもフォード株を格下げ

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ムーディーズもフォード株を格下げ
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スタンダード&プアーズ社がGM、フォード株をジャンクボンドに引き下げたのに続き、ムーディーズもフォード株を格下げ、ジャンクボンドと見なされる「Baa3」とした。

これによってフォードが受ける投資削減などの影響は1750億ドルにのぼる、と見られている。また、フォードの関連会社であるフォードモータークレジットは「A3」から「Baa2」に、ハーツ社は「Baa2」から「Baa3」に、それぞれ格下げされた。

フォードのビル・フォード会長は、会社が黒字に転じるまでは給料やストックオプションを受け取らない、という宣言を行っているが、フォードを取り巻く状況は厳しさを増す一方だ。投資が集まらなくなることにより、新規の工場建設や拡張、新車開発の資金が苦しくなる。余剰在庫の処理も急ぎたいところだが、これ以上のインセンティブはもはや意味をなさない。

ムーディーズではGM株については今の所言及していないが、近い将来同様の格下げが行われる可能性もある。ビッグ3の中心である2つの自動車メーカーを襲う激震はまだまだ続きそうだ。

《Sachiko Hijikata, US editor》

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