【新アウディ A6アバント海外リポート】その2 ベーシックモデルがどう考えてもイチバンいい…小沢コージ

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【新アウディ A6アバント海外リポート】その2 ベーシックモデルがどう考えてもイチバンいい…小沢コージ
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今回取材したグレードは、排気量順にいえば、2.4リッターV6エンジンのFF、3.2リッターV6のクワトロ、4.2リッターV8のクワトロの3種類。しかも4.2リッターはオプションのアダブティブ・エアサスペンション付き。ギアボックスは、7速モード付きのCVTと6速ATがあり、2.4リッターモデルのみCVTの設定だ。

さて、スバリでいわせてもらうと、マニアックにいえば一番安い奴、つまり2.4リッターV6のFFが一番の好感触! なにがいいってハンドリングが全然違うのだ。アウディらしく操舵が軽いのはもちろんだけど、ちょっとしたFRセダンのようなビビッドなフィールを味わえる。エンジンパワーは177psとまあまあで、正直、1.6トンを超える車重を考えるとじゅうぶんとはいいがたいけど、軽く吹けるし、手ごたえがハッキリとある。

逆にクルマに豪華さというかリッチさを求めるならば、4.2クワトロがベストな選択。やはり直線番長というか、ぶっ飛ばして楽しい335psの4.2リッターV8エンジン。車重は1.8トンもあるけど文句なく引っ張る。ついでにステアリングやブレーキなどのタッチも上質。

ただし、「二兎を追うものは一兎も得ず」とはよくいうけど、豪華なぶん、ダイレクトさに欠ける。とくにエアサスはある意味、不感症気味でありました。そして、255psの3.2クワトロは4.2クワトロとの中間の性格。

結論をいうと、ベストバイは間違いなく2.4リッターFFモデル。なにしろ運転して楽しいうえ、ライバルたちと比べても確実にリーズナブル。アウディはいまブランドイメージが上がってるし、コイツが文句なしに一番クレバーな選択。

いっぽう、もっとお金があるなら、おそらく今後登場するであろう『オールロードクワトロ』を待つ。たぶん、4.2リッターV8搭載でエアサスも付いててもうちょっと豪華でエロい。それが賢い大人の選択でしょう!

《小沢コージ》

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