【ソウルモーターショー05】VIPご来場…取材も一苦労

自動車 ニューモデル モーターショー
【ソウルモーターショー05】VIPご来場…取材も一苦労
【ソウルモーターショー05】VIPご来場…取材も一苦労 全 4 枚 拡大写真

今回のソウルモーターショーは、会場となった「KINTEX」(韓国国際展示場)のこけら落としも兼ねたイベントとなっていた。4月29日の午前中は特別招待枠となっており、多数の招待者が来場するという事前のアナウンスがなされていた。

前日に発行を受けたプレスパスを持っている記者は29日の午前中にも会場入りすることはできたのだが、入口を通過した段階で厳しいチェックを受けるはめになった。

ペットボトルの没収が無い分、愛・地球博よりもマシだったかもしれないが、パスポートチェックから始まり、「上着を脱いで探知機を通れ」、「今度は靴を脱いで通れ」、「デジカメは空のシャッターを切ってみろ。レンズは何本か付け替えてみろ」などと、注文の多いこと多いこと。チェッククリアまでに5分以上の時間を要した。

ノ・ムヒョン大統領が会場を訪れることを理由とした警備強化だったのだが、欧米の記者からは「そんなに厳しくしてどうするんだよ」と非難轟々。実は入口の警備が「それでも優しかった」というのは、大統領が会場に入ってから思い知らされることになる。

大統領がクルマを見ているシーンを撮ろうとするのだが、SPが写真を撮らせてくれない。韓国内の一部メディアだけが写真を撮影できるということになっていたらしいが、そのアナウンスも事前にはなし。

記者自身もSPから数回タックル(かなり本気モード)を食らうはめになったが、キム・デジュン政権やキム・ヨンサム政権のときには警備はこれほど厳しく無かったと記憶している。

ショーの3日ほど前に大統領府が大統領専用車にBMW『7シリーズ』の導入を発表しており、会場巡回のコースにもBMWが加わっていた。日本メーカーにはいずれも立ち寄らず、最初に訪れたフォードブースに隣接するレクサスブースには「見向きもしない」という状態。

アメリカと欧州、そして国内には配慮し、日本は無視というところに今の韓国の政治情勢が現れているようにも感じた。

《石田真一》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 「本当に世に出るとは」わずか1トンの車体に800馬力V12を搭載、「超アナログ」なスーパーカーにSNS沸く
  2. 世界初、個人所有できるレベル4自動運転「ロボカー」誕生、2026年に納車開始
  3. アキュラの新型SUV『RSX』が初公開! SNSでは「デザイン、攻めてきたな」「逆輸入して」などホンダファンも反応
  4. 『ジムニー/ジムニーシエラ』のコックピットをかっこよく進化! 簡単取付けのデジタルメーターが新発売
  5. コメリが洗車グッズの新商品を発売、撥水力2倍のカーワックススプレーなど4アイテム
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る