トヨタ自動車は17日、米ケンタッキー工場で2006年後半から『カムリ』のハイブリッド車を月間4000台生産する計画を正式に発表した。
トヨタのハイブリッド車をめぐっては、カリフォルニア州のアーノルド・シュワルツェネッガー知事が2月に来日、張富士夫社長に同州での生産を要請していた。
トヨタは早い段階から米国でのハイブリッド車生産は、米国のベストセラーカーであるカムリに照準を絞っていたため、同車を生産しているケンタッキー州が有力だった。トヨタは17日の発表を前にシュワルツェネッガー知事に決定内容を伝達した模様だ。
トヨタは2000年から『プリウス』の米国販売を開始、これまで14万7000台を販売している。今年4月からはレクサスブランドの『RX400h』を売り出したの続き、6月には『ハイランダーハイブリッド』も投入する。
06年はカムリハイブリッドの現地生産とともに、レクサス『GS450h』も発売することにしており、米市場でのハイブリッド販売で独走体制を築く構え。