【インプレ'05】国沢光宏 ポルシェ『911』 世界でもっとも実用的なスポーツカー

試乗記 国産車
【インプレ'05】国沢光宏 ポルシェ『911』 世界でもっとも実用的なスポーツカー
【インプレ'05】国沢光宏 ポルシェ『911』 世界でもっとも実用的なスポーツカー 全 1 枚 拡大写真

エクステリアからすればヘッドライトの形状が少し変わっただけのように感じるものの、型式は996から997になった。正式なモデルチェンジなのである。けれど乗っても「あまり変わっていませんね」。

もちろん200cc大きくなったエンジンは、低い回転域から996より明らかに力強い。6速100km/h、2400rpmからアクセル全開にするだけで、普通のスポーティカーのシフトダウン全開加速くらいの速さを持つ。

ハンドリングだってリファインされており、リアエンジンリア駆動の弱点であるアンダーステアとオーバーステアがググッとマイルドになっている。渋滞した街なかでのスムースさも文句なし。間違いなく世界でもっとも実用的なスポーツカーだと思う。

ただ試乗したクルマは、初年度の初期生産車というせいもあってか、ポルシェらしからぬドタバタした乗り心地。もし長く乗るなら、生産が安定する2005年秋から生産される2007年式をすすめておく。

■5つ星評価
パッケージング:★★★★★
インテリア/居住性:★★★★☆
パワーソース:★★★★★
フットワーク:★★★★★
オススメ度:★★★★☆

国沢光宏| 自動車評論家
学生時代から執筆活動を開始。現在、CARトップ、ベストカーなどに寄稿する一方、AM/FM局でのパーソナリティ、WRC解説も行う。クルマ選びからドライビングテクニック、業界ニュースなど、広く深くが取材目標。

《国沢光宏》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. レクサス『ES』新型にも「Fスポーツ」設定か...これが市販型デザインだ!
  2. マツダの新型SUVが約250万円から!?「バグってる」「買わない理由がない」など驚きの声殺到
  3. 世界初、個人所有できるレベル4自動運転「ロボカー」誕生、2026年に納車開始
  4. 【スズキ クロスビー 改良新型】フルモデルチェンジ級進化の原点は「ハスラーとの差別化」だった
  5. BMWが機能向上、『2シリーズ』新色・『4シリーズ』照明強化・『5シリーズ』利便性アップ…今秋から欧州で
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る