栃木県警は21日、那須塩原市内の国道4号線で乗用車を運転していた19歳の少年を道路交通法違反の現行犯で逮捕した。少年は法定速度を99km/hも上回る159km/hで走行していたところを発見されている。
栃木県警・黒磯署によると、道交法違反(速度超過)の現行犯で逮捕されたのは、那須町内に在住する19歳の少年。
この少年は21日の午前7時20分ごろ、那須塩原市豊浦付近の国道4号線を自己所有のクルマで走行中、法定速度(60km/h)を99km/hも上回る159km/hという途方もないスピードを出した疑いがもたれている。
同署管内では無謀運転を起因とした交通事故が続発し、県内にある警察署の中では最も多くの死亡事故が発生している。重軽傷事故もそれに比例して多いことから、同署では20日朝から検問を実施していた。
その検問を突破したのが少年のクルマ。現場は片側2車線の見通しの良い直線道路だが、ここを加速したまま突っ切っていった。待機していたパトカーがただちに追跡。約1km先で捕捉し、現行犯逮捕している。
少年は警察の調べに対して「朝寝坊して遅刻しそうになったから先を急いだ」と供述。どの程度の速度で走行していたのかという認識はもっておらず、捜査員から159km/hで摘発の事実を聞かされたときも淡々とした印象だったという。