200km/hで逃走、ルーレット族を逮捕

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警視庁は21日、首都高速・都心環状線などを猛スピードで走行するなどの暴走行為を行っていたとして、千葉県鎌ケ谷市内に在住する27歳の男を道路交通法違反容疑で逮捕した。

男はいわゆる「ルーレット族」で、首都高速を仮想のサーキットに定め、週末などに暴走を繰り返していたとみられる。

警視庁・高速隊によると、道交法違反(速度超過)容疑で逮捕されたのは、千葉県鎌ケ谷市内に在住する27歳の男。この男は今年4月29日の早朝、東京都中央区銀座付近の首都高速・都心環状線外回りで、制限速度(50km/h)を45km/h上回る、95km/hで走行した疑いがもたれている。

男は日産『スカイラインGT-R』の改造車に乗っており、オービス(速度違反自動取締機)に撮影されることを見越し、前部にナンバープレートを装着せずに暴走を繰り返していた。

ナンバーを映し出すことはできないものの、速度超過状態で通過するクルマの姿はオービスに撮影されており、途中から同隊のパトカーがクルマの通過時間を予測し、追跡を開始した。

だが、このクルマは前方のクルマを煽り立てるように走って余地をつくり、そこに割り込むという危険行為を繰り返して逃げ続けた。パトカーは危険を感じて最終的に追跡を断念したが、クルマは直線区間では200km/hのスピードを出し、一気に逃走していったという。

ただし、追跡の際に隊員が後部のナンバーを目撃しており、この情報から男を特定。所有するクルマが暴走車と同一であることも確認したため、逮捕に踏み切った。

男は警察の取り調べに対して容疑を大筋で認めており、約4年前から暴走行為を始めたことについても供述しているという。

警察では他にも余罪があるものとみて、過去の取り締まりデータとの照合作業を進めるとともに、違法改造が確認された場合には道路運送車両法違反でも調べを進める方針だ。

《石田真一》

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