ZAPが10億ドルのスマートを注文

自動車 ビジネス 企業動向
ZAPが10億ドルのスマートを注文
ZAPが10億ドルのスマートを注文 全 2 枚 拡大写真

独自のブランド戦略でスマート『フォーツー』をアメリカで予約販売しているZAP社が、なんとダイムラークライスラーに対してスマート10億ドル分を注文、関係者にショックを与えている。

【画像全2枚】

というのも、本家のダイムラークライスラーが未だにアメリカ国内でスマートを販売できるメドを立てられていないためだ。

これはダイムラークライスラー側の完全な戦略ミスである。アメリカでは小型車は売れないという前提のもと、最初からスマートは4人乗りのスマート『フォーフォー』のみを販売すると決定。

しかしアメリカの厳しい規制に合致させるよう改造をほどこして販売しても利益をあげられるかどうか、社内でも意見が分かれている。

ところがカリフォルニア州のスペシャルティカーメーカーであるZAPが、2人乗りバージョンで安全・環境基準をクリアする方法を編み出し、予約販売を始めたところ爆発的な人気となった。

ZAPが今回オーダーしたのは7万6500台のスマート、計10億3000万ドル分。ZAPではすでにアメリカ国内のディーラーからそれだけのバックオーダーを抱えているとしている。

発売前にすでに市場を奪われた形のダイムラークライスラーが、今回の注文に応じるかどうかは未定で、その行方に注目が集まっている。

《Sachiko Hijikata, US editor》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. カローラクロスと立場が逆転、だからこそ生まれた「斬新セダン」のデザイン…ジャパンモビリティショー2025
  2. スクーターに求めるのは日常か、非日常か? “個性つよつよ”な2台、ヤマハ『NMAX155』とホンダ『ADV160』を徹底比較!
  3. 話題の日産の新型セダン『N7』がお目見え! 日本導入に期待せざるを得ない…ジャパンモビリティショー2025
  4. ライバルはアルファード? メルセデスベンツの最高級ミニバンが日本初公開!…ジャパンモビリティショー2025
  5. 三菱自動車、新型EVと『アウトランダー』のオフロード仕様を北米投入へ…2026年度
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る