日産ディーゼル、優先株式を消却へ

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日産ディーゼル工業は、31日開催の取締役会で、資本減少と第IV種優先株式の買受けについて、6月28日に開催の定時株主総会に付議することを決議したと発表した。また、買受けた第IV種優先株式については、買受けた後、自己株式として消却する予定。  

同社2003年に「'04-'08新長期経営計画」を策定し、債務の株式化(デット・エクイティ・スワップ)を実施することで、財務体質を改善した。 計画の初年度にあたる2005年3月期の連結当期純利益は300億円と過去最高益で、フリーキャッシュフローも450億円を確保するなど、業績がV字回復した。 

このため、今回資本減少と第IV種優先株式の買受けおよび消却を実施することで、普通株式の希薄化を防止すると共に、優先株式の配当負担を軽減することで企業価値の一層の向上を図っていく方針だ

当該優先株式の買受けの資金は手元自己資金を充当する予定。

減資は資本金約658億円から200億円をその他資本剰余金に入れて減資する。第IV種優先株式は、上限3749万8000株を引き受け先だったみずほグローバル、りそな銀行、みずほアセットから買い受ける。取得価格の総額は上限270億円。日産自動車が保有する666万6000株は今回は対象外。

《レスポンス編集部》

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