日産ディーゼルの除雪車、尿素SCRシステムで新長期達成

自動車 ニューモデル 新型車

日産ディーゼル工業は、大型の除雪車をフルモデルチェンジして、2日から発売すると発表した。

今回発売する除雪車は、新長期排出ガス規制に適合、車載用の排出ガス浄化システムとしては世界初の尿素SCRシステム「FLENDS」や顧客が求める快適性と機能性の向上を図った新型キャブを搭載した。

新型除雪車は、エンジン本体で燃料を超高圧燃料噴射することにより、PMを削減するとともに、トレードオフの関係で発生するNOxを後処理技術である尿素SCR触媒で削減するシステムを搭載した。超高圧燃料噴射により、燃料を微粒化することで、燃焼効率が向上するため、PMの削減と同時に燃費の低減も実現した。

また、新型キャブは、キャブ周辺の空気の流れをスムーズにすることで、空気抵抗を大幅に低減したほか、室内高を現行車比で100mm拡大し、さらに国内トラックで初採用となるマルチアシストシートにより開放感のある室内を実現した。コックピットは、人間工学に基づき、視認性と操作性に優れたラウンドスタイルを採用した。 

エンジンは「CZ」系(6×6全輪駆動)には、410psの「GE13TC」エンジン、「CF」系(4×4全輪駆車)には、350psの「GE13TA」エンジンを搭載するとともに、新たに12段トランスミッションを採用し、国内車最高レベルの除雪能力を実現した。除雪作業時の変速操作の手間を省き、オペレータの疲労を軽減するオートマチック車もオプションで設定した。

価格は「ADG-CZ4YL」が1782万円。

《レスポンス編集部》

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