卵をタクシーに投げつけた少年グループ逮捕

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警視庁は2日、高層アパートから下の道路に向かって卵(鶏卵)を投げつけていたとして、17−19歳の少年4人を器物損壊などの容疑で逮捕した。高層階から勢いをつけて投げるため、フロントガラスが割れるクルマもあったという。

警視庁・赤坂署によると、高層アパートから鶏卵を投げつけたとして、器物損壊などの容疑で逮捕されたのは、17−19歳の少年4人。

この4人は港区北青山の都道(通称:外苑東通り)沿いにある都営の高層アパートの7階部分に侵入。下を走るタクシーを狙い、鶏卵約50個を投げつけ、フロントガラスを破壊したり、ドアを損傷させた疑いがもたれている。

4人はいずれもバイクの愛好者を自称しているが、都内の道路を走行している際にタクシーから走行妨害を受けたと思い込んだことをきっかけに「卵投会」(らんとうかい)というグループを結成。「邪魔なタクシーに制裁を加える」を合言葉に、鶏卵を投げつけていた。

メンバーの中には高校時代に軟式野球部でピッチャーだった者もおり、その強肩が放つ卵はフロントガラスを叩き割るほどだったという。

昨年11月ごろから「ビルから卵を投げつけられている」という通報が相次ぎ、警察が張り込みを行っていたところ、大量の卵を購入するグループの存在を把握。実際の行為も確認したため、逮捕に踏み切った。

少年らは容疑を大筋で認めており、取り調べに対しては「卵が炸裂する瞬間が何よりも楽しく、ストレス解消になった」、「タクシーはバイクの敵だから、攻撃対象になった」などと話しているという。

《石田真一》

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