VWの自信、IIHSクラッシュテストに挑戦

エコカー 燃費
VWの自信、IIHSクラッシュテストに挑戦
VWの自信、IIHSクラッシュテストに挑戦 全 1 枚 拡大写真

NHTSA(アメリカ運輸省、道路交通安全局)とは異なる独自のクラッシュテストを運営するIIHS、高速道路安全のための保険会社協会は、VW(フォルクスワーゲン)からの申し出により、2005年モデル『ジェッタ』セダンのクラッシュテストを行った。

VWではこの結果を自社のTVコマーシャルに使用する予定で、その自信の通りフロント、サイドともに『安全』の評価を受けた。

IIHSでは通常年間に保険会社からの基金による130億ドルの予算を組み、クルマを購入してテストを行う。しかし今回のVWはVWからの特別な要請に基づいているため、クルマからテストの費用まですべてVW持ち。

そんなことが可能だったのも、「ジェッタはIIHSの厳しいテストを想定したエンジニアリングのもとにデザインされた」というVWの自負の現れだろう。

アメリカではIIHSによるテストは10年前からNBCの夜のニュースで放映されており、ある意味ではNHTSAの公式テストよりもインパクトがある。NHTSAで合格とされても、IIHSで「poor」という評価を受けたためにエンジニアリングをやり直したメーカーもあるほどだ。

そこに挑戦して見事最高評価を勝ち取ったVW、コマーシャルとなって流れればかなりの好感触となりそうな気配だ。

《Sachiko Hijikata, US editor》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 日産『ノートオーラ』など5車種783台をリコール…光軸が保安基準を満たさない
  2. 【マツダ CX-5 新型】反対を押し切った「一本のプレスライン」が生み出す妙、「原点回帰」めざしたデザインとは
  3. 「4気筒1000ccツアラーは神」ホンダの新型スポーツツアラー『CB1000GT』初公開に、「ほぼパーフェクト」など絶賛の声
  4. カローラクロスと立場が逆転、だからこそ生まれた「斬新セダン」のデザイン…ジャパンモビリティショー2025
  5. 「息を呑むような美しさ」マツダ『VISION X-COUPE』に熱視線! 新時代のクーペ像にSNSでは期待の声
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る