【トヨタ・アルファード マイナーチェンジ詳報】HVの進化を実感!

自動車 ニューモデル 新型車
【トヨタ・アルファード マイナーチェンジ詳報】HVの進化を実感!
【トヨタ・アルファード マイナーチェンジ詳報】HVの進化を実感! 全 5 枚 拡大写真

「世界一ぶれないクルマ」。それが、ファミリーカーとしての『アルファードHV』の目標だ。話題のハイパフォーマンス系HV(『ハリアー』、『クルーガーV』搭載のTHS-II)とは方向性が若干違う。アルファードHVは、電気4駆&EBCを連動し雪道、悪路のどのような状況でも「はっとしないクルマ」を目指している。

「(アルファードHV搭載の)THS-Cも着実に進化しています。アクセル全開でも、フルブレーキングしても滑らない、ぶれない。アクセルワークだけでは、すべてのお客さんがあらゆる路面でコントロールできるわけではないのですから」と、商品開発本部・第1トヨタセンター・第2トヨタセンター製品企画主査・松橋繁さん。

アルファードHVは今回、エアコンの駆動方式の変更。エンジンとコンプレッサーの間に(アイドリング時のエアコン専用)小型モーターを装備。これにより、実用燃費1km/リッター上がっている。

さて、トヨタのカタログを見ると、THS-C&E-Four動作モードは、6つに分類されている。低速走行時、4WD走行時、減速時、全開加速時、通常走行時、停車時・スタート時。しかし、これはあくまでも便宜上6モード表示しただけで、実際はとてつもなく多数のモードが存在する。今回のマイチェンでもその制御は大幅に進化しているのだ。カタログ上でちょっと疑問に思った低速走行時(モーター駆動のみ)から通常走行(エンジンのサポート開始)の切り替えポイントを、前述の松橋さんに聞いた。

「低速ではモーターで4駆発進。加速の仕方で違います。平坦でじっくりとした発進だと、ずっとモーター駆動です。ですが、発進は必ず4輪駆動。滑るかどうか、路面はいま滑るかどうかの判定を数秒間で判断します。そして、これならFFなどまっすぐ走ると判断すると、2駆の条件でエンジンかモーターでいくか決めます」、という。カタログ上表記はないが、これは『クラウン・マジェスタ』採用のVDIMとほぼ同格の世界トップクラスの究極の制御方法なのだ。現在、アルファード全体販売量の約10%がこのHVで占められている。

《桃田健史》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 21車種・64万台超、トヨタ自動車の大規模リコールに注目集まる…7月掲載のリコール記事ランキング
  2. ホンダ『プレリュード』新型、ホームページで先行公開…発売は9月
  3. 約10万円で200km以上走るEVバイク登場に「現実的な選択肢」、ベトナムから日本上陸に期待の声
  4. スバル『フォレスター』に早くも「理想の姿」と話題の特別仕様、「最初から出してよ!」の声も
  5. ホンダ『N-ONE e:』の価格を予想、280万円台からか…実質ガソリンモデル並み?
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. ブレンボが新ブレーキ開発、粒子状物質を削減…寿命も最大2倍に
  3. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  4. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  5. 栃木ホンダ販売、テラチャージの急速充電器設置…EV充電環境を強化
ランキングをもっと見る