カーナビソフト海賊版をヤフオクで販売、逮捕

自動車 テクノロジー カーナビ/カーオーディオ新製品

岩手県警生活環境課と水沢署は14日、「Yahoo!オークション」を悪用し、不法コピーしたカーナビゲーションソフトを販売していた岩手県胆沢町の会社員男性(32歳)を、著作権法違反の疑いで逮捕した、とコンピュータソフトウェア著作権協会(ACCS)が公表した。

この男性は、2004年11月22日ごろから2005年3月24日ごろまでの間、ゼンリンのカーナビソフト「'04-'05モデル バードビュー ロードマップ」を無断で複製し、「Yahoo!オークション」への出品を通じて募った岩手県盛岡市の男性ほか3人の客に対して、CD-R 6枚を合計1万2800円で販売していた。

警察の調べでは、男性は「バードビュー ロードマップ全国版」を2500円で、これに地域版を付けた場合は3800円で販売していたという。なお、逮捕同日行われた家宅捜索ではパソコンとCD-R数十枚が押収されている。

ACCSでは、「バードビュー ロードマップ」は、ゼンリンのデータベースを元に、ザナヴィ・インフォマティクスが制作しているカーナビソフトで、今回はゼンリンが権利を持つデータベースの著作物について同社が告訴した、としている。

また、カーナビゲーションの普及に伴って海賊版ソフトの販売も目立ち始め、これまで同協会が協力したカーナビゲーションソフトの著作権侵害事件は2004年度以来、6件目になるという。

カーナビゲーションソフトは、劣化することなく容易にコピーでき、コピー品も正規品と同じように利用できることから、これまで以上に海賊版の販売が増えることが懸念されている。このためACCSでは、ゼンリンと協力し、同社の商品案内のパンフレットに「コピー禁止マーク」や著作権に関する注意呼び掛けを掲載し、著作権法や使用規定に従ってソフトを使用するよう、カーナビゲーションユーザーへの直接の注意呼びかけを開始しているという。

ブロードバンド情報サイト
「RBB TODAY」

ニュース/ハード・ソフト/ライブ・配信/
セキュリティ/レポート・イベント/ゲーム

《村上幸治》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. ようやくですか! 新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』日本仕様初公開へ…土曜ニュースランキング
  2. セリカに次ぐ「リフトバック」採用のカローラは、50年経ってもスタイリッシュ【懐かしのカーカタログ】
  3. 【マツダ CX-60 XD SP 新型試乗】やっぱり素のディーゼルが一番…中村孝仁
  4. トヨタ『ランドクルーザー300』初のハイブリッド登場!実現した「新時代のオフロード性能」とは
  5. シートに座ると自動で送風開始、取り付け簡単「クールカーシート」2モデルが発売
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 米国EV市場の課題と消費者意識、充電インフラが最大の懸念…J.D.パワー調査
  2. 低速の自動運転遠隔サポートシステム、日本主導で国際規格が世界初制定
  3. 「やっと日本仕様が見れるのか」新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』ついに上陸! 気になるのはサイズ?価格?
  4. BYD、認定中古車にも「10年30万km」バッテリーSoH保証適用
  5. 「あれはなんだ?」BYDが“軽EV”を作る気になった会長の一言
ランキングをもっと見る