F1の母体団体であるFIAが、コンコルド協定期限後の2008年以降のF1改革案を提示した。FIAが発表した文書にはコストを現在の90%に縮小するためのアイデアや透明性をアップさせるための案が盛り込まれている。
主な内容としてはトラクションコントロールの廃止や、標準型ギヤボックス、ブレーキ、ディファレンシャル、フットオペレート式クラッチの採用など。またダウンフォースを軽減させるためにバージボードやフリップアップ、ウイングレットを禁止するという。
その他にも幅広マシンや、タイヤ戦争の終結を目指すスリックタイヤの復活、スペアカー廃止やテスト距離制限などのアイデアを導入予定。小規模チームにはシャシーを買い取っての参戦も可能にするというオプションも検討されている。
FIA によるとこれらの案はまだ草稿段階で今後世界モータースポーツ会議などで承認を求めて行くという。