ホンダは、ベトナムの合弁会社のホンダ・ベトナム・カンパニー・リミテッドが四輪車工場の建設を開始し、ベトナムのビン・フック省と工業省高官の出席のもと、鍬入れ式を行ったと発表した。
現在、二輪車の製造・販売を行っているホンダ・ベトナムは、継続的な経済成長が続くベトナムで四輪車ビジネスへ参入する計画を今年3月に発表、二輪車工場の敷地内に生産能力年間1万台の四輪車生産工場を建設する計画だ。
新工場は溶接、塗装、完成車組立、完成車検査、エンジン組立の工程を持ち、2006年7月の稼働を目指している。第一モデルはアジア市場で人気の高い乗用車『シビック』の生産を予定しており、2010年までの総投資額は約6000万ドルを見込んでいる。
鍬入れ式では、ホンダのアジア・大洋州本部長である土志田諭常務が「二輪車の製造で培われたホンダ・ベトナムの高い技術力と豊富な経験を活かし、ベトナムのお客様の期待に応える商品を提供していきたい」と述べた。