ソニーのカーナビ『XYZ』のトランスポータブル・コンセプトは、PC普及率が上がり、コンテンツ/データのデジタル化が進んだ時代にあわせた斬新なコンセプトだ。だが、それだけに、このコンセプトを使い切れないユーザーもいるのではないか。
ソニーeビークル事業本部、商品企画部企画2課の庵祥子氏は「先代の結果を見るかぎり、XYZのトランスポータブルというコンセプトはご理解いただけたと考えています」と語る。
「我々が実施した先代77購入者アンケート結果では、音楽コンテンツは購入者の5割以上にPCと連携・コンテンツ転送をお使いいただいています。PC接続によるファームウェアのアップデートサービスについては、音楽転送以上の割合でご利用いただきました」
これまでのカーナビ機能では、「PC連携」はどちらかというとハイエンドでマイナーな一機能だった。それはPC普及率やユーザーリテラシーのハードルがあったからだが、XYZは昨年の段階で「PC連携」を軸にし成功させた。777シリーズはそれをさらに洗練、使いやすくしたと言えるだろう。
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