19日、北海道静内町内の林道で、72歳の男性が運転する軽自動車が路外に逸脱。約80m下を流れる沢まで転落する事故が起きた。
運転していた男性は死亡したが、同乗していた65歳の男性は骨折の重傷を負ったものの自力で脱出。約7時間後に救助された。
北海道警・静内署によると、事故が起きたのは19日の午前7時10分ごろ。静内町農屋付近の林道で、72歳の男性が運転する軽自動車が路外に逸脱。そのまま約80m下を流れる沢まで一気に転落した。
途中の樹木がクッションになったものの、クルマは大破。運転していた男性は全身打撲が原因で死亡したが、助手席に同乗していた65歳の男性は肋骨などを負ったものの、命に別状は無かった。
男性は自力でクルマから脱出。沢沿いに歩いて下流を目指した。約5時間ほど歩いたところで道路に出たため、ここを通り掛かったクルマに助けを求めた。
警察に男性が事故の発生を通報したのは、事故から約6時間30分が経過した同日の午後1時40分ごろ。病院に収容されたのはそれから約30分後だった。
クルマが落ちた道路は幅員約3.5mの未舗装路。警察では運転していた男性がハンドル操作を誤ったことが事故につながったとみている。