【レクサスIS&GSプロトタイプ 速報】その5 超高速コーナリングでも揺るぎない安定感をもつGS430

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【レクサスIS&GSプロトタイプ 速報】その5 超高速コーナリングでも揺るぎない安定感をもつGS430
【レクサスIS&GSプロトタイプ 速報】その5 超高速コーナリングでも揺るぎない安定感をもつGS430 全 4 枚 拡大写真

レクサス『GS』430を高速周回路で全開走行。バックストレートエンドでは、258km/h(施設内スピードガン測定)に達した。バンク最上部を220km/hで定常旋回し、3.5kmのメインストレートへ戻る。速度は250km/hを越える。その先は1000R(半径)の高速S字下りコーナー。3車線の一番外側は多少の逆カント(路肩に向かって斜め)になっている。ワタシは、なんの疑いもなく、アクセルをほとんど緩めずにその高速コーナーへと入っていった。なぜなら、先に試乗したテストコース内ワインディング路(カントリーロード)で、究極のリヤスタビリティ(安定性)を体感したばかりだからだ。

案の定、GS430はいとも簡単に1000Rを駆け抜けていった。ワタシは手のひらに汗をかくことはなかった。これはけっして、“肝試し”をしているワケではない。ドイツ・アウトバーンならば、この程度のコーナーリングは日常茶飯事。世界の強豪たちと同等、またはそれ以上のダイナミクス(動的性能)の追求はレクサスにとって必然なのだ。

このコーナーでの安定感の秘密が、アクティブスタビライザーサスペンション。いわゆる電動スタビだ。構造自体は、内部モーターが左右軸を一定方向に制御するだけなので以外と簡単。スタビ本体の直径は前27、後17。この電動スタビの効果は絶大なのだ。ステアリング切り出しでの軽さ感、コーナー脱出時にアクセルを開けると“前に前に”とリヤから押し出されるような感覚なのだ。絶対ロール量が少なくなっているのは当然だが、VDIM(アクティブステアリング統合制御)とのバランス感が見事なのだ。(電動スタビなしの北米仕様GS430の取材を通じて、電動スタビの有無の差を痛感)

この電動スタビはGS430に標準装備される。GS350では軽量(対GS430)による動きのメリットが最大限度に生かされているので電動スタビなしでも、前後のスタビリティは極めて高い。200km/hオーバーでの車線変更時、電動スタビがあるかのごとくリヤサスの粘りを身体全体でダイレクトに感じた。

《桃田健史》

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