横浜ゴム、建設機械用の2つの工場を同時開業

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横浜ゴムは、中国の乗用車用シーラントの生産販売会社の横浜密封材料(杭州)有限公司と、高圧ホースのアセンブリーと販売を行う横浜管配件(杭州)有限公司の開業式を同時開催した。

開業式は横浜密封材料(杭州)有限公司の敷地で行い、納入メーカーや代理店、杭州経済技術開発区の関係者など約50人が出席、横浜ゴムからは檀上正通・ハマタイト事業部長、弓削道雄・ホース配管事業部長らが出席した。

中国では自動車需要の増加に加え、北京オリンピック、上海万博などのインフラ整備を伴う大型プロジェクトが相次ぎ、建設機械の需要も高まっている。こうした市場環境を背景に、2004年2月に横浜密封材料(杭州)有限公司、2004年12月に横浜管配件(杭州)有限公司を設立。両社とも2005年6月から本格的に生産を開始した。

横浜密封材料(杭州)有限公司は設備拡張計画を第一期と第二期にわけており、第一期の年間生産能力は1000トンだが、市場の拡大に合わせ、第二期の2007年には生産能力を倍増する計画だ。当面は中国に進出している日系自動車メーカーを中心に商品を供給していく。

投資額は第一期、第二期を合わせ370万ドル。

横浜管配件(杭州)有限公司は月産2500本のアセンブリ本数でスタートし、2008年までに1万本に引き上げる計画。同時に継ぎ手金具の現地生産化も早急に進める。当面は日系建設機械メーカーへのOEM納入が中心だが、今後の取り替え需要の拡大を見込み、補用品・その他一般市場への参入も視野に入れている。設備投資額は35万ドル。

《レスポンス編集部》

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