【ホンダ ステップワゴン 創った人】その1 これからのミニバンのカタチ…蓮子末大チーフエンジニア

自動車 ニューモデル 新型車
【ホンダ ステップワゴン 創った人】その1 これからのミニバンのカタチ…蓮子末大チーフエンジニア
【ホンダ ステップワゴン 創った人】その1 これからのミニバンのカタチ…蓮子末大チーフエンジニア 全 6 枚 拡大写真

「これが『ステップワゴン』?と思われるぐらい、さまざまなところを変えていますが、ワタシは、このクルマがこれからのミニバンを表すスタイルだと思っています」と、新型ステップワゴンの開発責任者を務めた蓮子末大(はっしすえひろ)さんは、こう語り始めた。

【画像全6枚】

「新型は先代に比べて全長を45mm、全高を75mmも小さくしています。そしてデザイン的にもスクエアな形状を止めました。これはサイズ的にも視覚的にも、大きなクルマで運転が難しいというイメージを払拭したかったからです。平日にミニバンを運転される奥さんに向けて、ラクに運転してもらうことができるように、小型化を図りました」と続けた。

事実、新型ステップワゴンを運転してみると、じつに扱いやすくなっている。短くなった全長の効果もあるが、タイヤの切れ角が大きいので取り回しがラクになっている。前方サイドには大きな三角窓があるので、右左折時の進行方向も見やすい。視界が開けているから、大きなクルマを運転している気がしないのだ。それでいながら、室内が狭くなっていないのがいい。

蓮子さんは「ステップワゴンを名乗るからには、先代のいいところは踏襲したいと思いました。それが室内の居住空間です。ボディは小さくなっていますが、室内長や室内高は先代と同じ数値を確保しています。取り回しは奥さんのためですが、室内の広さはお子さんに喜んでもらうために必要です」

「そしてセダン並みに磨き上げた走りは、週末にハンドルを握るお父さんのためです。つまり新型ステップワゴンは、家族全員の思いをかなえてくれるミニバンなのです」と説明してくれた。

確かにクルマが一台しかない家庭では、平日は奥さんがハンドルを握ることになる。新型ステップワゴンが小さくなった理由のひとつには、平日の女性中心のクルマの使われ方に対して、ストレスを感じさせない運転を提供したいという狙いがあるからだ。(つづく)

《岡島裕二》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 「ランクルと戦える」日産の大型SUV『パトロール』日本発売へ、SNSでは「売れるんじゃないか?」と期待の声
  2. レクサスの新型「6輪ミニバン」の全貌が明らかに!「LS」はラグジュアリーセダンから「ラグジュアリースペース」へ…ジャパンモビリティショー2025
  3. みんなが待っていた! ダイハツ『コペン』が復活、堂々の予告…土曜ニュースランキング
  4. モチーフはピックアップトラック、『ジムニーシエラ/ノマド』用の新型フェイスキット「CH:AMP」が登場
  5. 「ブルドッグみたいだぜ!」ホンダがホットな小型EV『スーパーワン』公開! SNSでは「和製アバルト」との期待も
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る