【インプレ'05】松下宏 スバル『R1』 小さいなりにまとまった走り

試乗記 国産車
【インプレ'05】松下宏 スバル『R1』 小さいなりにまとまった走り
【インプレ'05】松下宏 スバル『R1』 小さいなりにまとまった走り 全 1 枚 拡大写真

『R1』の搭載エンジンは自然吸気の4気筒DOHC。40kW/63Nmのパワー&トルクは軽自動車として平均的なものだが、コンパクトなボディで車両重量が800kgと軽いので、動力性能に関してはとくに不満を感じない。むしろi-CVTとの組み合わせで24km/リッターの低燃費を実現した点が注目される。

CVTによる走りの滑らかさがもうひとつのポイントだ。とくにR1ではCVTにありがちなエンジン回転と車速との関係の違和感もほとんど解消されている。このあたりの熟成が進んだのがR1の長所でもある。

エンジンの環境性能は★★★で、燃費も平成22年度燃費基準+5%を達成しているので、一応はグリーン税制の適用を受けられる。

R1は『R2』に比べるとホイールベースが短縮されたが、これによる乗り心地への影響などもうまく抑えられている。ホイールベースが短いと、どうしても縦揺れが大きくなるし、直進安定性も悪化するのだが、試乗したR1ではそうした不利をあまり感じさせなかった。

■5つ星評価
パッケージング:★★★☆☆
インテリア/居住性:★★★☆☆
パワーソース:★★★☆☆
フットワーク:★★★☆☆
オススメ度:★★★★☆

松下 宏| 自動車評論家
1951年群馬県前橋市生まれ。自動車業界誌記者、クルマ雑誌編集者を経てフリーランサーに。税金、保険、諸費用など、クルマとお金に関係する経済的な話に強いことで知られる。ほぼ毎日、ネット上に日記を執筆中。

《松下宏》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 「本気の電動二輪が出てきた」ホンダ初のフルサイズEVバイク『WN7』発表にSNS沸く
  2. 世界初、個人所有できるレベル4自動運転「ロボカー」誕生、2026年に納車開始
  3. トヨタと別れ独自開発? BMW『Z4』次期型の最終デザインを占う!
  4. 「思ったよりだいぶ安い」トヨタ『GRヤリス』に新登場、エアロパフォーマンスパッケージに絶賛の声
  5. 【クルマら部】クルマ愛クイズ!今回は「トヨタ・セルシオ」から全4問!
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る