ホンダは、タイの四輪車の生産・販売会社ホンダオートモービル(タイランド)のエンジン工場の生産能力を、現在の年間15万基から、2006年春に30万基へ能力を増強すると発表した。投資額は約40億円。
ホンダ・タイのエンジン工場では、エンジンの主要部品であるシリンダーブロックの塑形・加工、シリンダーヘッドの加工を行っており、自国内向けのほか、アセアン域内や南西アジアにも供給している。
今回、建屋の拡張を行って機械加工の第二ラインを設置するとともに、シリンダーヘッドの塑形設備も導入し、シリンダーブロック、シリンダーヘッドの一貫生産を行う予定。
また、このエンジン工場では、今月から、日米以外で初めて、砂型の不要なスピンキャスト製法を導入してシリンダースリーブの鋳造を開始している。