レクサスの提供する価値はズバリ“時間”だ。もちろんただの時間ではなく、ときめきとやすらぎに満ちた時間を提供するという。それは、美しいフォルムを眺めるときや、心地よいシートに身をゆだね、意のままにクルマを操るときに感じることができるという。
また日本発プレミアムモデルとして、“もてなしの心”も忘れていない。今回の発表会場では、入った時からほのかに上品なシトラス系の香りがしていた。また展示車両の中には、ほのかに甘い香りも確認することができた。
デザイン管理部長の稲田真一氏は「もちろん香りも重要なテーマです。シックハウス対策などは当然ですが、ときめきとやすらぎに満ちた時間を提供するために、香りもチューニングしています。また、今回の会場の香りも空調施設の中に仕掛けをこらしています。これも会場に来られた方に気持ちよく実車を拝見して頂きたいからです。この香りはレクサスのディーラーでの使用を検討しています」と語る。
香りは人の好みが分かれる難しいテーマだ。他人のクルマに乗ったときに感じる違和感のある香りは、時として、もてなしとは逆効果となりかねない。しかし今回会場で香る香りは、ほのかに、優しく香る心地良いものだった。レクサスのときめきとやすらぎに満ちた時間は、香りにも秘められている。