スキャンダルに揺れるドイツメーカー各社

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7月29日付けの英『タイムズ』紙は、独BMWの購買担当者が、部品メーカーから10万ドルの賄賂を3回にわたって受け取っていた件で取り調べを受けていると報じている。

今回の独BMWのスキャンダル発覚は、ダイムラークライスラーやフォルクスワーゲンのスキャンダルに続くもので、同紙では、「ドイツは国全体が、汚職の波に飲まれつつある」と指摘している。

同紙によると、ダイムラークライスラーでは、マネージャーの1人が、会社のお金を使って、スペインのマジョルカ島にあるガールフレンドの家を改修した件で調査を受けているという。また、フォルクスワーゲンでも、人事担当役員が、組合を懐柔するために豪華な休日を与えた、と報道されている。

こうした相次ぐスキャンダルの発覚は、現政権の社会民主党が9月に予定されている総選挙で負けることが確実視されており、自動車メーカー各社が、その後ろ盾を失いつつあるためと言われている。

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