2日未明、兵庫県姫路市で駐車中の乗用車が炎上し、男性1人が焼死する事件が起きた。この事件の直前には現場から約300m離れた場所で車両放火事件も発生しており、警察では二つの事件の関連についても慎重に調べを進めている。
兵庫県警・飾磨署によると、事件が起きたのは2日の午前0時50分ごろ。姫路市飾磨区阿成渡場付近にある民家の玄関前に駐車されていた軽トラックが突然炎上した。荷台には油のようなものが撒かれた形跡があり、現場に火の気が無いことから、警察では放火の可能性があるとして捜査を開始した。
また、15分後の午前1時5分には約300m離れた姫路市飾磨区阿成植木付近の市道に駐車していた乗用車が「ドーン」という大音響とともに炎上するのを近隣の住民が発見。警察に届け出た。乗用車は短時間で全焼し、鎮火後の車内からは男性1人の焼死体が発見されている。このクルマは和泉ナンバーのレンタカーで、内部から燃え広がったような形跡も確認されている。
発生時間帯と場所が近いことから、警察では二つの事件に関連があるものとみており、後に発生したものについては事件と事故の両面から捜査を続けている。