バス運転手を殴打、支払い巡って

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17日、埼玉県新座市内の県道に停車していた路線バスの車内で、運賃の支払いを巡って乗客と運転手がトラブルとなり、この乗客が運転手の顔面を殴打する事件が起きた。警察では26歳の男を傷害の現行犯で逮捕している。

埼玉県警・新座署によると、事件が起きたのは17日の午前6時50分ごろ。新座市野火止1丁目付近の県道に設置されたバス停に西武バスが運行する路線バス(朝霞台駅発、東久留米駅行き)が停車。26歳の男が降車しようとしたところ、この男が乗車時に整理券を取っていなかったことから、35歳の運転手とトラブルになった。

運転手は男に対して「整理券を取らなかった場合には始発からの運賃を受け取る規則になっている」などと注意したが、男はこれに激怒。「ふざけるな」などと怒鳴りながら、運転手の顔面を殴打したり、足を蹴ったりする暴行を繰り返した。運転手が男を取り押さえて警察に通報。これを受けて駆けつけた同署員に傷害の現行犯で逮捕された。運転手は顔面などを打撲する全治1週間程度の軽傷を負っている。

公共交通機関の乗務員や駅員が乗客から暴行を受けるケースはここ数年増化する傾向にある。こうしたケースでは、加害者となる利用客側が暴力行為を違法行為とは認識していないのが常で、今回のケースでも逮捕された男は「どうして俺が逮捕されるんだ」などと、警官に食って掛かったという。

《石田真一》

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