パトカーで市民の足を踏む? 送検

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大分県警は26日、職務質問に対して異議を唱えた男性の足をパトカーのタイヤで気づかないまま踏み、そのまま現場を離れたとして、中津署に所属する54歳の巡査部長を業務上過失傷害と道路交通法違反の容疑で書類送検した。巡査部長は所属長注意の処分も受けている。

大分県警・監察官室によると、事故が起きたのは4月29日。同日の深夜、中津市中殿付近の市道をパトロールしていた中津署・地域課に所属する54歳の巡査部長が、男性6人が乗車していた不審なクルマを発見。接近して職務質問を行った。

その後、巡査部長はパトカーに戻ったが、このクルマに乗っていた26歳の男性が「言葉遣いが悪い」などと、職務質問の実施方法について抗議を行うため、パトカーに接近。すでに運転席に乗りこんでいた巡査部長に対して異議を唱えた。巡査部長はそのままパトカーを発進させたが、接近しすぎていた男性の右足を右後輪タイヤで踏み、それに気がつかないまま現場を離れたという。

男性が「パトカーにひき逃げされた」と警察に通報したことで事件が発覚。男性はその後、約3カ月に渡って通院したため、警察もひき逃げ事件として捜査を開始した。巡査部長には男性の足を踏んだという認識は無かったが、発進時の安全確認を怠った可能性も考えられるとして、業務上過失傷害や道交法違反での書類送検を実施。所属長注意の処分も実施している。

《石田真一》

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