ブリヂストンの米国子会社ブリヂストン・ファイアストン・ノースアメリカン・タイヤ・エルエルシーとブリヂストン・ファイアストン・カナダ・インクは、両社の製品であるブリヂストン、ファイアストン、デイトン、その他アソシエートブランドやプライベートブランドのタイヤを値上げすると発表した。
今回の価格改定は市販用、新車装着用、輸出用タイヤが対象で、乗用車、小型トラック、トラック・バス、農業車両、建設車両用タイヤの価格を最大で8%引き上げる。11月1日から実施する。
統括会社ブリヂストン・アメリカス・ホールディング・インクの西山麻比古取締役副会長兼社長は「我々は深刻な原材料価格の高騰に直面している。天然ガス、天然ゴムの価格上昇に加え、大幅な原油価格の高騰で、合成ゴム、カーボンブラックのコストも上昇している。あらゆる部門で業務の効率化と生産性の向上に努めてきたが、これほどの原材料価格の上昇を企業努力だけで吸収することは難しいと判断したことから、今回の価格改定を実施する」としている。