東電のEV戦略---電気自動車担当部長が語る

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昨年来の原油高やこれからの環境規制強化などを背景に再び注目を集めようとしている電気自動車(EV)。「電力の巨人」東京電力もEVについては力を入れており、このほど富士重工とEVについての提携を発表した。

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EVはハイブリッド車(HEV)や燃料電池車(FCV)に押され影が薄くなってきていたが、最近では三菱自動車や富士重工業が新型車の商品化構想を打ち出している。東京電力の電気自動車担当部長である須賀井直哉・販売営業本部省エネルギー推進グループマネジャーが東電のEV事業について語った。

東京電力は1967年(昭和42年)に電気自動車の研究開発に着手し、三菱『360バン』を改造した研究用のEVを開発。その後91年に『IZA』や三菱『ランサーバン』EVを発表、93年には三菱『リベロ』EVを発表した。

須賀井「まず電気自動車というのはこれまでの歴史を見ると、10年おきぐらいに盛り上がっているんですね。昭和40年代当時は大気汚染ということが言われておりまして、それをなんとかしようということで注目したのが最初のきっかけなんです。それで、三菱360という軽自動車を改造して作ったわけです。これは試作に近いものですね」

「そして次の盛り上がりが昭和の終わりから平成のはじめにかけてのバブルのころで、もっといい電気自動車ができるのではないかと、IZAの開発をしたわけです。このクルマは当社オリジナルで、遅い、小さいといったイメージの電気自動車に対して、もう少し夢を持たせようということで作ったものです。1台だけでしたけど、ナンバーをとって公道を走ったりして、当時では画期的なものだったと思いますよ」

「これに続いて、もっと実用的なものをということで、三菱自動車と組んで、ランサーとかリベロといったEVを作ったんです」

しかし、社内では電気自動車のイメージはよくなく、事業所においても使ってくれる社員は少なかった。そこで、東電はある策に打って出た。

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《山田清志》

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