東電のEV戦略---電気自動車担当部長が語る

エコカー 燃費
東電のEV戦略---電気自動車担当部長が語る
東電のEV戦略---電気自動車担当部長が語る 全 4 枚 拡大写真

一部のマスコミで、三菱自動車との提携も取り沙汰され、東電の動向が注目されている。その辺についてはどうなのか。

須賀井「三菱自動車とは過去にやってきた経緯はありますが、このあいだの報道にあったような提携は今のところないです。将来どうかというと、その辺については何ともいえません。私どもは富士重工だけにこだわっているわけではないんです。我々としては、電気自動車がどんどん増えてくれた方が電気を使ってもらう立場としてはいいですから」

東電は現在、246台のEVを所有している。そして、EVを普及させていくには東電の役割も重要であるのは間違いない。EVの普及に向けて、東電はこれからどんな展開を考えているのか。

須賀井「我々には2つの立場があると考えているんです。ひとつは『EVのユーザーとしての立場』、そしてもうひとつが『EVに対するエネルギー供給者としての立場』です」

「たとえば、ユーザーの立場からの取り組みとしては、業務用車両への積極的な導入、日常業務での使用を通じて、実用性や環境性能の検証、EVの普及活動などですね。そして供給者の立場からの取り組みとしては、使用者にメリットのある充電方法のPRやエネルギー有効利用と電力負荷平準化の視点に立った供給方法の検討などです」

「今後もこの両側面からEVの普及に取り組んでいこうと思います。作るところは今のところ共同開発止まりで、東京電力自動車というのはあり得ないです」

  1. «
  2. 1
  3. 2
  4. 3
  5. 4

《山田清志》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
  2. シボレー『コルベット』がニュルブルクリンクで「米国メーカー最速ラップ」樹立
  3. 「強烈な需要がありそう」スバルの3列シートSUV『アセント』が今、SNSで話題に
  4. 三菱『パジェロ』7年ぶり日本復活か!? 日産 パトロール 派生モデルの可能性も
  5. 21車種・64万台超、トヨタ自動車の大規模リコールに注目集まる…7月掲載のリコール記事ランキング
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. ブレンボが新ブレーキ開発、粒子状物質を削減…寿命も最大2倍に
  3. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  4. スズキ初のBEVはなぜ「軽EV」じゃない?『eビターラ』開発者が語る「EVの悪循環」と「スズキの強み」
  5. 湘南から走り出した車、フェアレディZやエルグランド…日産車体が量産終了へ
ランキングをもっと見る