東電のEV戦略---電気自動車担当部長が語る

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東電のEV戦略---電気自動車担当部長が語る
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須賀井「ガソリン車と電気自動車が両方使えるとなると、ガソリン車を使ってしまうんですよね。それで、銀座、川崎、鶴見をモデル事業所にして、電気自動車しか使えないようにしたんです。そうすると、どうしても電気自動車を使う機会が増えるので、データなども集まって電気自動車についての検証ができるようになったわけです」

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97年にはトヨタ自動車が『RAV4』EV、日産自動車が『プレイリージョイ』EVを発表。これら2車種はガソリン車とほとんど変わらず、東電の社員の間でも評判がよかった。これらのEVは第2世代といわれており、第1世代の鉛電池ではなく、ニッケル水素電池やリチウムイオン電池がバッテリーに使われていた。しかし、その後ハイブリッド車や燃料電池車が脚光を浴びるようになり、電気自動車は陰に追いやられるようになっていった。

須賀井「電気自動車は何が劣っているのかというと、バッテリーなんですね。第2世代の電気自動車は性能とか運転のしやすさとか、ガソリン車とそんなに変わらないと思います。しかし、値段がね。たとえばRAV4が500万円で、プレイリージョイが900万円ですからね。しかも、そのうちバッテリーが半分ぐらいなんです。台数が数十台の世界だったので、コストダウンができるわけではないんですが、それにしても高すぎますね。とても一般の人が買える金額ではないですよ」

2000年には第3世代と呼ばれる2人乗り用の軽自動車が登場した。日産の『ハイパーミニ』がそれだが、これはバッテリーを小さくしてコストを安く押さえたEVだ。しかし、それでも価格は400万円。そして、東電は今年の9月に富士重工業と自社用業務用電気自動車の共同開発を行うことを決定した。

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《山田清志》

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