【ラリージャパン記念 STIの最新レガシィを試す!】シャシー性能を強化した大人のチューニング…河口まなぶ

自動車 ニューモデル 新型車
【ラリージャパン記念 STIの最新レガシィを試す!】シャシー性能を強化した大人のチューニング…河口まなぶ
【ラリージャパン記念 STIの最新レガシィを試す!】シャシー性能を強化した大人のチューニング…河口まなぶ 全 11 枚 拡大写真
乗って触れる前の段階ですでに好印象を覚えた。過度にベースモデルとの違いを強調するのではなく、あくまでもさりげなく違いを静かに主張する辺りに、このクルマの意図が表現されているように思えた。

スバル『レガシィ』“チューンド・バイ・STI”。このモデルは今年のWRCジャパン開催を記念した特別仕様車。スバルはこのほかにも“WRリミテッド2005”というWRCジャパン開催記念特別仕様車を送り出すが、この“チューンド・バイ・STI”はそれよりもさらに手の入ったモデルだ。

フロントのリップスポイラーはもちろんリアのルーフスポイラーをはじめ、さりげなくカラーの違う18インチホイールなど随所に大人っぽさを感じさせる、「ノーマルとは少しだけ異なる」仕立てがある。

いっぽうインテリアでも、よく見るとノーマルとは異なる処理が施されていてよい。とくにブラックで統一されたトリム類や、レザーとアルカンタラのコンビネーションとし、ブランド・ロゴを刺繍したシートは欧州のハイパフォーマンス・モデルを思わせるようで好印象だ。こんな具合にして見た目からすでにこのクルマが、騒々しいチューンド・マシンとは一線を画していることが理解できる。

さらにメカニズムにおいては、サスペンションに専用のローダウンスプリングを与えるほか、リアサスはピロボールマウントとするなど本格的。さらにタワーバーを始め、ブレンボ社製ブレーキやステンレス製ブレーキホース、専用スポーツマフラーなども与えている。

そして嬉しいのは、このほかにも充実した専用品を与えながらも、スタート価格を400万円以下としている点だ。もし仮にこうしたパーツを後からすべて付けていこうとすれば、当然もっと割高になるわけで、こうした点でもWRCジャパン開催記念特別仕様車であることのメリットが生きているように思える。

ではそんな“チューンド・バイ・STI”を早速箱根で走らせてみることにしよう。
  1. 1
  2. 2
  3. 続きを読む

《河口まなぶ》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 「本気の電動二輪が出てきた」ホンダ初のフルサイズEVバイク『WN7』発表にSNS沸く
  2. スバル『レガシィ』生産終了、米工場から最終モデルがラインオフ…36年の歴史に幕
  3. 「思ったよりだいぶ安い」トヨタ『GRヤリス』に新登場、エアロパフォーマンスパッケージに絶賛の声
  4. 日産『マイクラ』新型、全車EVで約320万円から…英国で予約開始
  5. トヨタと別れ独自開発? BMW『Z4』次期型の最終デザインを占う!
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る