三菱ふそうトラック・バスの江頭啓輔会長らは26日会見し、同日に6件のリコールと3件の改善対策を国土交通省に届出し、一連のリコール隠し問題についての届出を完了したことを発表した。
同社のリコール隠し問題では、2人の死者を出した死亡事故を始め合計200件以上の人身・物損・火災事故が発生している。同社としては一段落をつけたが、社会からの信頼を回復するための道のりはこれからも続く。
江頭会長は「お客様、社会などに多大なご心配とご迷惑をおかけしたことを改めてお詫びします」と陳謝したうえで、今後企業体質の改革に努め、「品質重視と安全第一を実行する」と誓った。