【日産 ウイングロード プロトタイプ】余裕の室内空間
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商品企画本部の中村修さんは「新型ウイングロードはリヤシートのバックレストを倒す際に、シングルフォールディング方式を採用しましたが、ラゲッジフロアとの段差や傾斜はなく、フラットにすることが可能です。通常、シングルフォールディングにするとリヤシートの座面が薄くなってしまうのですが、クッションや内蔵されるスプリング改良することで、座り心地も向上させています」
「また、リクライニングはバックレスト全体を40度まで倒すことが可能です。フロントシートも倒せば、ミニバンのフルフラットに近い状態を作ることができます。リヤシートスライドもこのクラスでは珍しい装備です。スライドを一番下げれば、『シーマ』並みのレッグスペースを作ることができます」と説明する。
実際に新型ウイングロードプロトタイプのリヤシートに座ってみると、確かにレッグスペースは広い。一番前に出した状態でも、トヨタ『カローラ・フィールダー』並みのレッグスペースがあり、下げれば余裕で足を組んで座れる。それでいながらクッションが薄い感じがしないので、座り心地も悪くはない。後席の居住性に関しては、ライバルのフィールダーやホンダ『エアウェブ』を一歩リードしたといえるだろう。
《岡島裕二》