豊田自動織機、燃料電池フォークリフトを開発

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豊田自動織機は、フォークリフト用燃料電池ハイブリッドシステムを、フォークリフトメーカーとして初めて開発したと発表した。同システムを搭載したフォークリフト『トヨタFCHV-F』は、ドイツ・ハノーバーで11日から開催される世界最大の国際物流見本市「CeMAT2005」に参考出品する。

搭載の燃料電池ハイブリッドシステムはトヨタ自動車との共同開発。世界的な地球環境保全意識の高まりと、トータル物流コスト削減ニーズに応える革新的技術として、燃料電池フォークリフトは高い注目を集めている。

燃料電池フォークリフトは、わずかな時間で燃料充填が可能で、バッテリーフォークリフトに必要なバッテリー充電・補水・交換などの煩わしい作業を大幅に削減できる。さらに、燃料供給によって常にパワーが持続するため、放電によって電圧が低下するバッテリーよりも稼動効率の向上が図れる。

とくに、大型物流センターなどでフォークリフトが24時間連続使用されるケースが多い北米市場では、こうした特長を持つ燃料電池フォークリフトに大きな期待が寄せられている。

豊田自動織機は、駆動部であるフォークリフト用エンジンやACモーターおよびその駆動システムを自社開発している。燃料電池システムについても、長年バッテリーフォークリフト開発で培ってきたパワーエレクトロニクス技術と、トヨタの燃料電池自動車開発に参画して蓄積してきた燃料電池分野の技術を活かし、開発に成功したとしている。

《レスポンス編集部》

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