アメリカの『U.S.News』誌が、ガソリン高から燃費について気にするようになった読者のためにユニークな指数を発表した。その名も「マッスル・パー・ガロン」。
アメリカでは1ガロンあたり3ドルというガソリン価格のため、長く続いていたSUV人気に翳りが出ている。しかし元々アメリカ人はハイパワーカーが好きだ。そこで、単に1ガロンで何マイル走るのか、ではなく1ガロンでどれだけのhpが得られるのかを計算したインデックスがマッスル・パー・ガロンなのである。
算出方法は同誌のオリジナルで、市街地での燃費とピーク時のhpを掛け合わせ、それを100で割った数字が「ガソリン1ガロンあたりで得られる最大hp」となる。
それによると、2万ドル以下のクルマではもっともガロンあたりのhpが高いのはサターン『アイオン・レッドライン』で、インデックスは47.2。2万ドルから3万ドルのクルマではダッジ『チャージャーR/T』が57.8でトップ。また3万ドルから4万ドルクラスでのトップはトヨタ『ハイランダーハイブリッドSUV』で、インデックスは88.4。
どうせ高いガソリン代を払うのならばより多くのパワーを、といういかにもアメリカ的なインデックス、ポピュラーになるのだろうか?