【東京モーターショー05】コペン ZZ…未知数の魅力と走りの実現

自動車 ニューモデル モーターショー
【東京モーターショー05】コペン ZZ…未知数の魅力と走りの実現
【東京モーターショー05】コペン ZZ…未知数の魅力と走りの実現 全 4 枚 拡大写真

電動バリオルーフによるオープンボディを軽自動車サイズで実現したダイハツ『コペン』をベースに、排気量を大幅に拡大した参考出品車『コペンZZ』。ZZという文字に、未知数の魅力と走りの実現という思いが込められているという。

エンジンは新開発の1.5リットル直4DOHC自然吸気。0.6リットル直4DOHCターボから、最高出力が64psから109psへ、最大トルクが11.2kgmから14.4kgmへと、大幅なスペック向上を果たしている。車重の増加は50kgにとどまっていることから、動力性能は相当に期待が持てる。また、自然吸気化によるスロットルレスポンスの向上も改善点として見逃せない。

ボディサイズは全長3550×全幅1600×全高1260mm。ボディは基本的に軽モデルのコペンと共通だが、205/40R16という大径サイズのタイヤを収めるため、片側6cmにおよぶ巨大なオーバーフェンダーを持つ。インテリアはレザー表皮のレカロシートや本革巻きMOMOステアリングなどを装備し、質感高く仕上げられている。

2003年の乗用車ショーに参考出品された1.3リットルの『Copen SARD SPECIAL』に比べ、ぐっと生産車らしさを増したコペンZZ。写真を見てもわかるように、出品車両は欧州を想定した左ハンドル。日本への投入が実現するかどうかは、モーターショー会場での反響いかんにかかっている。

《井元康一郎》

井元康一郎

井元康一郎 鹿児島出身。大学卒業後、パイプオルガン奏者、高校教員、娯楽誌記者、経済誌記者などを経て独立。自動車、宇宙航空、電機、化学、映画、音楽、楽器などをフィールドに、取材・執筆活動を行っている。 著書に『プリウスvsインサイト』(小学館)、『レクサス─トヨタは世界的ブランドを打ち出せるのか』(プレジデント社)がある。

+ 続きを読む

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 【スズキ ジクサー250 試乗】250ccでダントツにリーズナブル! この手軽さと奥深さはスズキ随一の仕上がりだ…伊丹孝裕
  2. 「最初からこれが欲しかった」レクサスの特別な『LBX MORIZO RR』限定発売に、SNSで反響
  3. 車内が即ネット空間に! 新型USB型Wi-Fiルーターがドライブを変える[特選カーアクセサリー名鑑]
  4. ポルシェ、新型『911カップ』発表…520馬力にパワーアップ
  5. 狭い道! 制限1.9mだが何かがおかしい…東京都小金井市
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る