【東京モーターショー05】ダイムラーが石原都知事に宣戦布告?

自動車 ニューモデル モーターショー
【東京モーターショー05】ダイムラーが石原都知事に宣戦布告?
【東京モーターショー05】ダイムラーが石原都知事に宣戦布告? 全 2 枚 拡大写真

ダイムラークライスラーAG首脳のひとりで、現在はメルセデスベンツ・カーグループを統括するディーター・ツェッチェ氏(06年1月にはダイムラー・クライスラーのNo.1に就任予定)は19日、東京モーターショーのプレスブリーフィングで、「日本にも我々の高性能ディーゼルエンジンを導入していきたい。そのためには、もっと日本のみなさんに我々のディーゼルエンジンの良さを知っていただく必要がある」とアピールした。

【画像全2枚】

昨今、日本ではどちらかというと閉め出される傾向にあるディーゼルエンジン。石原都知事の記者会見での“黒煙パフォーマンス”の記憶も、いまだ痛烈なものがある。先進の技術によって磨かれたディーゼルエンジンを拠り所に、王者メルセデスが日本あるいは東京都に宣戦布告を突きつけた?

オーケストラ演奏の一員を自ら務めた直後に演台に登るというパフォーマンスで登場したツェッチェ氏(石原都知事も顔負けだ)。

「オーケストラとクルマ造りは一緒。どちらも各部署の規律とハーモニーが重要だ。我々の新型Sクラスこそ、まさに完璧な技術とチームワークのハーモニーによる結晶といえる。そして、私の横にあるこの『Sクラス』は、我々が『BLUETEC』と呼ぶハイブリッド・テクノロジーを具現化したディーゼルエンジンを搭載している」

320CDI・V6ディーゼルエンジンは、『Eクラス』のセダン&ワゴンから導入する予定だと言う。BLUETECにより、メルセデスのディーゼルが「静かで、クリーンで、経済性に優れ、パワフルなトルクを有する」エンジンに仕上がったことをツェッチェ氏は強く主張。そして、「日本におけるディーゼルのイメージを改善する必要があるだろう」と、社会情勢についても言及した。

《遠藤俊幸》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 【マツダ CX-5 新型】反対を押し切った「一本のプレスライン」が生み出す妙、「原点回帰」めざしたデザインとは
  2. 日産『ノートオーラ』など5車種783台をリコール…光軸が保安基準を満たさない
  3. 「4気筒1000ccツアラーは神」ホンダの新型スポーツツアラー『CB1000GT』初公開に、「ほぼパーフェクト」など絶賛の声
  4. スズキ『キャリイ』『スーパーキャリイ』、フロントと内装デザイン一新…改良新型の先行情報を公開
  5. カローラクロスと立場が逆転、だからこそ生まれた「斬新セダン」のデザイン…ジャパンモビリティショー2025
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る