【神尾寿のアンプラグドWeek】ワンセグ & Push To Talk対応。auの冬モデル

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【神尾寿のアンプラグドWeek】ワンセグ & Push To Talk対応。auの冬モデル
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10月24日、KDDIグループのauが冬商戦向けの新モデル「W33SA(三洋電機製)」、「W32T(東芝製)」、「A5515K(京セラ製)」の3機種を発表した。

新端末にあわせて、2つの新サービスも投入される。

ひとつが携帯電話向け地上デジタル放送“ワンセグ”に対応した「EZテレビ」。W33SAが対応し、同機は地上アナログとデジタル、さらにFMラジオに対応した端末になる。EZテレビでは携帯電話によるテレビの受信のほか、メモリーカードへの録画機能にも対応。放送中の番組内で使用された音楽の着うたフルを検索したり、地デジの特長であるデータ放送にも対応する。

そして、もうひとつのサービスが新たなコミュニケーションサービスの「Hello Messenger」だ。W33SA、W32T、A5515Kの新機種すべてが対応し、今後は標準機能になっていくという。

Hello MessengerはPCのチャットに近いサービスで、対応端末を持つユーザーが最大5人まででテキストチャットや画像の共有ができる。さらに先日、ドコモの902iシリーズでも採用されたPush To Talk技術を使った半二重の音声メッセージの交換にも対応する。しかし、ドコモのように音声メッセージを主軸に据えるのではなく、あくまでチャットサービスの一機能という位置づけだ。

「(Hello Messengerを)Push To Talkと言われるのが一番イヤ。(同一技術を使うが)新しいコミュニケーションサービスだ」(重野卓・商品企画本部モバイルサービス部)

Hello Messengerの基本機能はテキストであり、音声ではない。そのため音声メッセージの料金は2秒1.05円の従量制とし、ドコモのように定額制は設けていない。一方、テキストや画像共有の機能は、auが得意とするパケット料金定額制の適用内になる。

「Hello Messengerのターゲットは文字のコミュニケーション頻度が高い女子高生や母娘(など女性層)をターゲット層に設定した。これにあわせてグラフィックデザイナーの山下浩平氏にディレクションを依頼し、チャット画面にキャラクターが表示されるようにした」(重野氏)

Push To Talkは海外では「法人向け」であるが、auのそれは完全なコンシューマー向け。ドコモのように法人向けの料金プランも用意しなかった。「法人向けは別のアプリケーションで実現を検討している」(重野氏)という。

一方、自動車分野で注目のBluetooth(ブルートゥース)対応機であるが、東芝製の「W32T」のみが対応した。auではこれまでも東芝製端末のみがBluetoothに対応しており、今期もラインナップの拡大は行われなかった格好だ。auユーザーでBluetoothハンズフリーを使いたい人は要チェックである。

《神尾寿》

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