ダイハツ工業は27日、06年3月期中間決算の発表を行ったが、その席上、箕浦社長は当面の課題の1つとして人材の逼迫をあげた。
「技能系、スタッフとも人材が逼迫して、特に池田工場(大阪)、京都工場、滋賀工場では生産能力というより人がネックになっている。それぞれの工場でアウトソーシングを進めているが、その率を上げすぎると教育とかに問題が出てくる可能性がある」
現在、ダイハツの工場では30%強がアウトソーシング。しかし、ある工程では50%を超えているところもあるそうだ。「やはり30%ぐらいが限界でしょう。それ以上になると、別の方策を考えていかないといけない」と箕浦社長は頭を抱えている。